まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

NASAのお墨付き!老化防止と健康維持のための秘策とは・・・。

NHKで今週水曜日に放送された「ガッテン!」。
・・・いやあ、もう、驚きの連続、「へえ~」「はあ~」「うわあ~」の波状攻撃!でした。

華々しく報道される宇宙飛行士たち。
とかく宇宙滞在中のことばかり報道されがちな彼らですが、
地上に帰って来た後、大変な事態が待ち受けているそうで・・・。
それは、全身状態の著しい悪化。
有名な筋力低下だけでなく(ですから、地上に戻ったあと数ヶ月のリハビリが必要らしい)、
循環機能低下、代謝異常、免疫力低下、認知機能低下などなど・・・。
そう、それはまるで「老化現象」と同じらしいのです。
老人が1年間で経験する全身状態の低下が、
宇宙ではたった1か月間で起こってしまうそうで・・・。

「えっ、だって、宇宙飛行士って宇宙船内ですごく運動してるでしょ?」とお思いですか?
わたしも、そう思ったのですが・・・。
彼らが行っている運動は、ある理由からあまり意味がないものらしいのです。

それは・・・「耳石」が無重力で浮いちゃってるから!!!

耳石って・・・耳の中に「石」があるなんて・・・?と思いますが、
耳石は内耳の中にあって、身体の傾きを感知するものだそうです。
ゼリー状のものに包まれた沢山の毛の上に乗った石で、それがゆらゆら動きます。
(免震ジェルの上に乗せたお皿が揺れる感じ)
しかし、実はその耳石、ただ単に身体の傾きを感知するだけではなく、
全身の機能と非常に深く関わっていることが分かって来たのだそう。
特に自律神経の働きと密接に関わっており、
耳石が動く→自律神経がきちんと働く→全身機能がきちんと維持される、
という仕組みになっているらしいです。
宇宙空間での無重力状態下では耳石がフワフワと浮いてしまい、
いくら運動しても耳石が動かず、結果全身状態の改善にむすびつかないんですって。

さてさて、わたしたちも実は日常的に「無重力」と同じ状態になっているのだそうで・・・。
それは、「イスに座りっぱなし」の状態。
なんと、1時間座りっぱなししていると、22分寿命が縮むそうなのです!!!
うわあ、うわあ。
オーストラリアでは、現在国を挙げて「オーストラリア人よ、立ち上がれ!」運動を推進しており、
オフィスワークの座りっぱなしによる健康被害に警鐘を鳴らしているところだそうです。
「認知機能維持に役立つ」と信じられているマージャンも、実はみんな座りっぱなし。
もちろん、パソコンをしたり、テレビを見たり、読書したり・・・と、
わたしたちは日常的に「座りっぱなし」の生活を送っていますよね。
それが、わたしたちの全身を激しく老化させて行く大きな原因になっているのだそうです。
うわあ、うわあ。

NASAは、「どれだけ人間の身体がいろいろな極限状態に耐えられるか」ということで、
各種の人体実験を長年にわたって行っており、
(時速1000㌔で走るロケットカーに人を乗せ、急停止させた時の影響を見る実験の映像が流れましたが・・・。
目は「血液で出来た球体」にしか見えないくらい、著しく充血してしまってました。
とても正視出来ないくらいの衝撃映像でした・・・うわあ、うわあ。)
そう言ったデータの蓄積から、「老化を防ぐ究極のアンチエイジングの秘策」を編み出したそうなのです。

それは・・・それは・・・。
「30分に1回立ち上がり、また座ること」なのだそう。
たったそれだけで、耳石が前後左右あらゆる方向に動き、
その結果自律神経の働きがきちんと維持されるんですって。
歩くのよりいい影響があるのだそうです。

これなら、結構簡単に出来そう。
そんな訳で我が家ではパソコンの前に
「健康のために、30分座るごとに1回 立ち上がること!」と書いた付箋を貼りました。
30分経ったのが分かるように、タイマーもすぐ使える場所に置きました。
テレビを見ている時も、読書している時も、とにかく座りっぱなしをしないこと、
それが健康維持の秘策なのだそうですよ。

あっ、そろそろタイマーが鳴りそう。
この記事を投稿したら立ち上がらなければ!!!