まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

今日の(もとい、昨日の)「ちりとてちん」~第3話~

三日坊主ならぬ、まさかの一日坊主。
早くも「昨日のちりとてちん」になってしまいましたが・・・。
気を取り直して第3話について!
 
今日のイチオシ
「出会うた頃、正典さんが言うとんなったんですぅ、
『女の子は親父の箸を持った方がええ、
よう手ぇに馴染んで別嬪が上がるぅ』て」
 
今日のセリフも糸子さんのもの。
わたし、本当に糸子さんが大好きなんですもん。
これは、喜代美の遠足の朝、
正太郎に頼んで作った塗り箸を喜代美のために分けてもらいながら言ったセリフ。
この言葉から、糸子さんが単なる天然ボケ(この言葉はあまり好きではないが)ではない、
とても賢い女性であることがはっきりと分かります。
正太郎の塗り箸作りを継ごうと帰って来たものの、正太郎に許してもらえない正典を、
強力に後方支援する言葉。
正典がいかに父親である正太郎を箸職人として尊敬しているかを、
実にさりげなくアピールしています。
現にその言葉を聞いた正太郎は感激したようにグッと来てましたね。
糸子さんは、本当に賢い女性なのです!!!
 
 
それにしても、このドラマの密度の濃さったら!!!
第3話のたった15分の中に、これから先の話の展開の大切な伏線になるものが、
沢山、沢山散りばめられているのです。
しかも、実にさりげな~く。
もう全部のシーンについて書きたいことは山のようにあるのですが、
それをやってるとこれから先どんどん大変になって行くので、一つだけ。
みんなの注目が集まる「A子(同姓同名の和田清海)」をうらやましく(妬ましく)思う喜代美は、
遠足にクラス一すごいお弁当を持っていき、みんなの注目を集めるという作戦を思いつきます。
海辺の堤防(か河原の堤防)におじいちゃんと並んで座り、
その計画を身振り、手振りを交えて話す場面、本当に良かったですね。
あれ、一度最後まで全部ドラマを見た後で見ると、「ああ、これは!!!」と思う場面です。
まるで、あれは、喜代美にとって人生初の・・・おっといけない!
ちりとてちん」を初めて見ている方も読んでくださってるかもしれないですもんね、
あんまりいろいろ書いちゃあいけませんね。
その場面の終わり、喜代美と正太郎と並んで座る後ろ姿が映るんですけど、
あの短いシーンが本当に良かったです。
わたしの今日の「号泣のツボ」でした。
(あとは正太郎がかわらけ投げの説明をしながら踊るところ。
やっぱりわたしは「おじいさん」にやたらと弱いことが判明。)
・・・一つだけって言ったけれど、最後にもう一つだけ。
刑事コロンボか!!!)
やっぱり糸子さん、最高。
「お帰りやすー」っていう糸子さんの言い方が何とも言えずに大好きだなー。